あさ動物病院が手術を推奨する理由
避妊・去勢手術は、全身麻酔をかけて卵巣と子宮、または精巣を取り除く手術です。避妊手術を行うことで、乳腺腫瘍、卵巣がん、子宮蓄膿症などの雌性ホルモンに関連する疾患の予防ができます。また、去勢手術は精巣腫瘍や前立腺トラブルなどの病気を未然に防ぐことができ、発情期の鳴き声やマーキングなどの問題行動を軽減することが期待できます。
愛犬、愛猫の子供を計画していない場合には早期の避妊・去勢手術をお勧めいたします。
治りが早い|腹腔鏡下手術(ラパロ)という選択
あさ動物病院では犬や猫の避妊手術に腹腔鏡による手術をおすすめしています。手術をする際、お腹を(メスで)開けないで手術を行う方法を腹腔鏡下手術(またはラパロスコーピー)と呼びます。カメラを5~10mm程度の切開部から腹部に挿入し、対象の部位を拡大しながら慎重に手術を行います。お腹を大きく切開する従来の方法と比較して、傷口が小さいので身体へのダメージが少なく、「治癒が早い」という大きなメリットがあります。人間の医学ではその多くのメリットが認められ、ラパロを用いる手術は多くなっています。あさ動物病院では犬猫の痛みを最小限にする目的で「腹腔鏡下手術」を奨励しています。
犬の避妊・去勢
未避妊の雌犬は高齢になると乳腺腫瘍や子宮蓄膿症、また未去勢の雄犬は精巣腫瘍や前立腺肥大を発生するリスクが高まります。もし将来、愛犬の子供を望んでいない場合には早めの避妊・去勢手術をお勧めします。
猫の避妊・去勢
発情期の独特な鳴き声やマーキング等の行動を軽減させたい場合、愛猫の子供を望んでいない場合には早めの避妊・去勢手術を受けられることをお勧めします。
検査・治療費用
避妊手術
(消費税別)
去勢手術
(消費税別)
検査・治療の流れ
ご相談
避妊手術・去勢手術を希望される方は、できる限り事前の診察を行い、獣医師に相談を行った後に手術の予約をお取りください。状況により事前のご来院が難しい場合には、事前診察を省くこともできますが、手術当日に動物の状態を確認する際に、状況によっては手術が難しいと獣医師が判断する場合には手術を延期、または中止させていただく場合があります。
手術希望日は余裕をもってお早めにお知らせください。
手術前日
麻酔を使用するため前日の夜7時以降に食べ物を与えないでください(お水のみ可能です。)
食べ物が消化管に残った状態で麻酔をかけると、動物の体調によっては麻酔覚醒時に嘔吐する場合もある為、前日夜の絶食にご協力お願いします。
手術当日
手術日当日は朝9時以降、水を与えないでください。お預かり後、術前の点滴を行いますので午前中にご来院ください。
お預かりの際に緊急連絡先の確認と手術の同意書にご署名をいただきます。ご不明な点や不安な点があれば、受付でお申し出ください。
手術
術前検査で問題がなければ手術実施となります。術後は麻酔からの覚醒管理および術後管理の為、1泊の入院が必要になります。
※術前検査で異常が見つかれば手術を中止する場合があります。
退院
手術翌日の診察時間内にお迎えにお越しください。獣医師から術後説明と退院後の注意点について説明します。動物によっては術野の傷口を気にして舐めることがあります。飼い主様の判断で術後服(ご自身で準備)される方もいれば、エリザベスカラー(傷口を舐めないように首回りに設置するカラー)を選ばれる方もいます。術後服を準備されている方は入院時またはお迎えの際にお持ちください。
※エリザベスカラーは買取りです。
抜糸
手術10日以降に抜糸を行います。術後の経過によりますが、抜糸のタイミングについては獣医師と相談して日程調整が可能です。
猫の去勢手術には医療用接着促進剤を用いる為、縫合および抜糸のステップはありません。
よくある質問
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去勢手術を行う最適な時期はいつですか?
生後5か月から去勢手術が可能です。室内飼いの雄犬が足をあげてオシッコを行うことが問題となる場合、去勢手術はできるだけ早く行うことが理想です。1歳を経過すると、精巣を手術で除去してもオシッコ時に足を上げる行動を身体が覚えてしまっていて、術後も足上げを繰り返す場合があります。
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避妊手術を行う最適な時期はいつですか?
生後5か月から避妊手術が可能です。
特に犬の避妊手術は初回発情前に行うことで乳腺腫瘍の発生率が大きく低減することが期待できます。子供を望まないのであれば早めの避妊手術をお勧めいたします。
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避妊手術をしてお腹を切ることに抵抗があります。
当院ではお腹を切らない手術(ラパロ手術:腹腔鏡手術)も実施しております。詳しくは診察にて獣医師よりお話させて頂きます。お気軽にご相談ください。
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精巣が1つしかないけど大丈夫ですか?
獣医師による診察で潜在精巣(または停留睾丸:精巣が腹腔内に停留している状態)が診断された場合、放置しておくと腫瘍化するリスクが高い為、当院では腹腔鏡下手術(ラパロ)によって腹腔内の精巣摘出を推奨しています。
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先制鎮痛って何ですか?
術後には摘出による痛みを伴います。術前の先制鎮痛注射を行うと、術後の痛みを和らげ、早い回復が期待できます。
先制鎮痛は必須ではありませんので、飼い主様の判断により不要であると思われる場合には受付時にお申し付けください。
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抵抗力低下防止対策って何ですか?
手術後は元気な子でも抵抗力が落ち、体調を崩しやすくなります。術前の抵抗力低下防止薬の注射を行うことで、術後の体調不良を防止することが期待できます。
先制鎮痛注射と同様に、手術において必須の処置ではありませんので、飼い主様の判断により不要であると思われる場合には受付時にお申し付けください。
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初診でも手術はできますか?
できる限り術前の診察をお勧めします。状況により術前診察が出来ない場合には、手術の予約を入れて頂き、当日のお預かり時に健康確認させて頂きます。
初めての方! ご存知でしたか?
獣医師との初回相談(20分)が無料。
初回来院時にカルテ作成は必要ですが、お支払いなくお帰りいただけます。